中国人春節の来日は昨年以上 中国経済崩落にも関わらず今年も爆買需要は旺盛
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中国の旧正月春節が近づいてきました。中国人は春節前後に大型連休をとる傾向にあり、今年は2月7~13日にかけて多くの中国人が日本を訪れることになりそうです。
というより、すでに春節ムードは始まっており、多くの人が日本に訪れています。
昨年はかなりの人が日本に訪れ、旺盛な買い物欲から「爆買」が流行語にもなりました。今年は去年を上回るペースで中国人観光客向けの査証発給がなされているようです。
最近では東京、大阪、京都などで宿泊施設の不足が顕著になり、あらたに「爆宿」なる言葉も出てきています。
今回は、春節の中国人観光客が昨年以上になりそうというニュースの詳細と気になる今年の爆買についてもいろいろ調べてみました。
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中国のLCCはすでに満席状態
中国から安く日本に訪れるとなるといろいろな手段がありますが、中国のLCC「春秋航空」はやはり人気です。
春節は来月8日からですが、訪日ラッシュはすでに始まっているようです。
春秋航空が日本の拠点としているのが関西空港。上海と関西空港を結ぶ便がに日によっては20万円前後に高騰しているようです。
またANAの中国路線も前年比1割増の予約数、その他おそらく中国系航空会社なども軒並み春節時期は満席状態になるのではないかと思われます。
それもそのはず、1月のビザ申請が昨年の約6万2千件に対して、今年は8万件を超える見込み。実に3割ほどのアップですから、今年の春節の中国人の来日は昨年以上にパワーアップすることになりそうです。
政府は訪日外国人数2000万人を掲げていますが、今年は楽々その数字を超えそうです。新たな目標を作らなければいけませんね。
爆買頼みになりつつある流通業界
日本経済もアベノミクスにより、少し景気が持ち直し流通業界にその恩恵があるようになってきました。しかし、最近の中国経済をはじめとする世界経済の不透明さから好調だった日本経済の先行きがあやしくなってきました。
中国経済も上海株式市場の暴落などにより、かなりの不透明感が漂っています。しかし中国人の消費意欲は依然旺盛。
今年も流通業界は中国人による爆買を期待して、春節商戦をむかえようとしています。日本人の庶民ではとても考えられないような使い方をする中国人観光客による爆買。毎年昨年の実績ベースに企業は目標を考えると、もはや流通業界も中国人の爆買頼みになっているといっても過言ではありません。
爆買の本場は東京ではなく大阪・道頓堀
爆買というとニュースでもよく流れるように銀座などを思い浮かべるかもしれません。しかし爆買が盛んなんのはむしろ東京より大阪。特に中国人に人気の大阪の道頓堀は爆買は熱いようです。
東京と大阪を比べると経済規模が異なるため、中国人による爆買の比率が高いですからね。大阪の経済もすでに中国人による爆買に頼りつつあるといっても過言ではありませんね。
この記事では、そんな中国人による爆買いの様子が紹介されています。爆買いで人気のあるドン・キホーテですが、中国人による免税品販売客単価は国内客単価の平均の10倍を超えるという凄まじさ。
その免税品販売の中心となるのが、ドン・キホーテの「道頓堀御堂筋店」と「道頓堀店」。
全国のドンキで免税売上高構成比の上位1位と2位の店舗です。
ちなみに3位は沖縄の「国際通り店」、4位に「銀座本店」、5位が「新宿東口本店」となっています。
難波から道頓堀~心斎橋にかけての大阪ミナミは爆買いの主戦場。今年の爆買い需要に対応して様々な取り組みが行われています。
中国で縁起が良いとされる「8」にちなんだ88万円、888万円の限定福袋を販売
中国のLCC吉祥航空の機内でクーポン券付きのチラシを配布。
爆買いによって日本経済が潤うのは良いのですが、この流れが変わった時が心配です。あまり爆買いに頼りすぎると、後のしっぺ返しがこわそうです。