朝食に甘いものは太らないって本当? ダイエット中に大丈夫?
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ダイエット中でも、やっぱり甘いものって食べたいですよね~
でも気になるのが食べた後。
せっかくのダイエットの努力が水の泡、なんてことになったら…。
ダイエット中で甘いもの好きな人に、気になる情報がありました。
それは「朝に甘いものを食べても太らない」という実験データ。
う~んこれが本当ならめちゃくちゃウレシイ!今まで我慢していたスイーツが、朝から食べられるなんて。
ただ、逆に朝から甘いものを食べると太る、という考え方も一方であります。
いったいどっちが本当? 二つの相対する考え方を調べてみました。
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朝から甘いものは太るに決まってます
朝から甘いものを食べると太る。多くの人が思っているように朝からスイーツはダイエットに禁物という考え方があります。
そのメカニズムは、
- 朝一番に甘いものを食べる
- 甘いものを食べると、体内の血糖値が急上昇
- 血糖値を下げるために、インシュリンが大量に分泌される。糖があまる
- 余った糖が脂肪として体内に蓄積される
こういう感じで太りやすくなるという考えです。
う~ん、すごく理論的。やっぱり朝から甘いものなんて夢のまた夢なんですかね。
朝から甘いものを食べたら痩せちゃった!
対して朝に甘いものを食べたら、逆にダイエットに成功したという実験結果があります。
実験を行ったのは、イスラエルのテルアビブ大学のダニエラ・ヤクボヴィッチ博士のグループ。
実験は、あまり運動をしない肥満の男女193人をA・Bの2グループに分けて行われました。
まず前提して、1日当たり男性は1,600kcal、女性は1,400kcalのカロリー制限を行っています。ココ重要です。
普通に何でも食べている人を実験したわけではなく、ダイエットとしてカロリー制限を行っている人を対象としています。
そして、1日あたり男性は1,600kcal、女性は1,400kcalのうち
・Aグループは、朝食は300kcalで低炭水化物・高タンパクメニュー
・Bグループは、朝食は600kcalでチョコレートやケーキなど甘いものを入れた高炭水化物・高タンパクメニュー
という朝食を食べて過ごしてもらいました。
そして16週間後の結果は、どちらのグループも14kgの減量。
しかし、その後の16週間では、
Aグループは、約1.5kgリバウンド
Bグループは、さらに約5.9kgもの減量に成功
なんと甘いものを朝食に食べたグループのほうが、よりリバウンドせずにより痩せちゃいました。すごい!これはうれしい結果ですね。
この結果に関してヤクボヴィッチ博士の分析では、朝に甘いものを食べることによって、食欲を刺激するグレリンというホルモンの分泌が減ることも影響しているとの分析をしています。
さて、このうれしい結果ですが注意点は、カロリー制限を行っている人を対象としたことです。
ですからカロリー制限も何もせず、朝から甘いものを食べれば、痩せるかどうかはわかりません。おそらくですが太る可能性が高いでしょう。
もちろん朝も、好きなだけ甘いものを食べてるのではなく、カロリーを制限しながら食べています。そのしわ寄せとして、昼食や夕食の摂取カロリーは減っていますから。
ダイエット中に我慢している甘いものを食べたい気持ちはよくわかります。また、あまり我慢しすぎは、心理的なストレスとなりダイエット後のリバウンドが心配です。
確実に言えることは、甘いものを食べるときは食後。食後ですと、すでにインシュリンがある程度分泌されているので、脂肪を貯めようとする働きが低くなりますからね。
もっと良いものといえば、低糖質のスイーツ。糖質1個当たり1.5gなんて信じられないような低さの甘いものもあります。これならダイエットだけでなく糖尿病の人でも大丈夫なくらいですね。