インフルエンザが来週から全国的な流行期に 2016年は例年と比べると関東は特に注意
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朝晩の冷え込みを感じる季節になってきました。
寒さとともに気になってくるのがインフルエンザの流行です。
冬は乾燥しますので、より感染がしやすくなりますからね。
11月中旬で紅葉シーズンの真っ只中という感じですが、来週にはインフルエンザが全国的な流行期に入るというニュースが流れてきました。
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インフルエンザの患者はすでに1週間に推計5万人!
今月13日までの1週間で、すでに医療機関を受診したインフルエンザの患者が推計で5万人に上っています。
国立感染症研究所が調査しているわけですが、患者数は例年より早いペースで増えているということです。
近年は秋の訪れが遅く、10月に入っても真夏日を記録することが多いだけに、
「ほんの最近までは夏だったのにもうインフルエンザの流行」
という印象を持つ人も少なくないと思います。
最近だって朝晩は冷え込むものの、昼間は20℃を超える日だって珍しくないですからね。
昨年や例年と比べるとどう?
インフルエンザの流行をとなると、年明けの1月ぐらいを想定される方も多いのではないでしょうか?
ただ、最近はインフルエンザの流行は早くなる傾向もみえます。
すでに学級閉鎖に踏み切る学校もあるようですし、真夏にインフルエンザを発症し、ちょっとした流行をもたらす場合もあるぐらいですから。
では全国的な流行期となるとどうかというと、
来週からとなると、例年と比べると2週間から3週間ほど早いペースということになり、暖冬だった昨年と比べると1ヶ月以上も早いペースになります。
都道府県別の1医療機関当たりの患者数では、上位に栃木県が2.86人、北海道が1.92人、福井県が1.91人と比較的寒い地域が並ぶます。
驚きなのは、トップが沖縄県で7.97人とダントツという結果。
意外な結果ですが(・.・;)
他のデータでは、こんな結果も。
11月7日~11月13日の1週間でインフルエンザ報告数が多い都道府県の結果を見るとこんな数字に。
1位:沖縄県 462人(先週比-168人)
2位:北海道 434人(先週比+214人)
3位:東京都 390人(先週比+148人)
4位:埼玉県 283人(先週比+118人)
5位:栃木県 217人(先週比+91人)
沖縄県は流行が一服しているような感じですが、目立っているのが関東地方でしょうか。東京・埼玉・栃木と上位に顔を見せています。
東京・埼玉・栃木だけでなく関東の全ての都道府県でインフルエンザの患者数が増え、学年閉鎖や学級閉鎖に踏み切るところが出てきています。
今年のインフルエンザの流行は思っているよりも早くなりそうなので、例年以上の注意が必要です。
「年明けからの流行かな?」なんてのんびり構えていると、ワクチンの不足など思いもよらない結果になることも考えられます。
特に関東地方は、現在の流行状態や電車通学や通勤で比較的感染しやすい環境であるだけに用心をすべきですね。