若者の米離れが深刻 米を食べない人は主食に何を食べている?
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若者のコメ離れが深刻というニュースです。農水省の食生活実態調査によると、米を最近1ヶ月食べていないという人が女性で5%、男性で9%とほどいるという結果。日本人の「コメ離れ」が指摘されていますが、予想以上にかなりの数字ですね。
さらに、20代男性になると、なんと2割にのぼる人が、月に1一度も米を食べないという調査結果。男性だけでなく女性も、若い人ほど米を食べないという傾向があるようです。
今回は、日本人とお米について。米を食べない人は、主食として何を食べているのについてもいろいろ調べてみました。
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日本人のお米の消費額が減っている
今回の農水省の調査は、特に若い男性のコメ離れの数字が衝撃的ですね。なんと2割にものぼります。ただ、この結果については多少の疑問もあるようです。というのも、周りで米を1ヶ月も食べなという人はほとんどいないからです。
この数字が、米を自分で炊いて食べないという数字なのか、それとも外食も含めてずっと米を食べないのかというのが微妙だからです。
確かに街へ出れば、コンビニやスーパーでおにぎりなどや弁当などを手軽に買うことができますからね。おにぎりやお弁当が特別他のものと比べて、高いというわけではないですからね。
多少疑問には思いますが、確実におコメ離れが進んでいるのは間違いありません。というのもこんな調査があるからです。
米よりパンの日本の食卓
2011年の総務省による「家計調査」の結果ですが、1世帯(2人以上世帯、農林漁家世帯除く)あたりのコメに対する年間支出額2万7428円に対し、パンは2万8318円ということになっています。
すでに数年前から、米に変わって食卓の主役がパンに変わろうとしていたのです。この結果はいろいろな理由が考えられますが、パンのほうが手軽だというのが大きいです。
たとえば朝食。伝統的なご飯と味噌汁なんて朝食を食べる家庭は、ますます少なくなっています。女性も仕事を持っている人が増え、朝から手間がかなりご飯の朝食よりも手軽なパンを選択しがちですからね。
また、白米はそれ自体だけで食べるのは、ちょっと難しく、何かおかずと一緒に食べるという事になります。しかし、パンは種類にもよりますが、パンだけを食べるという人は少なくないですからね。
それに甘いケーキのようなパンから、惣菜パン、食パンなどパンのバラエティは豊富で、朝昼晩とパンを食べても、決して飽きないということもありますからね。
貧困とコメ離れの関係
これはあくまでも予想になりますが、貧困もコメ離れに関係がしているのではないかと思われます。若者の貧困率が高くなっていますが、主食としてお米はそれほどコストパフォーマンスが高くはありません。
自分で白米を買って、ごはんを炊くのであれば、安く済ませさられますが米を洗うのは、けっこう面倒です。特に20代の男性だと面倒くさくて敬遠されるかもしれませんね。
一方、パンは手軽です。食パンなどもトースターで焼くだけで食べることができますし、人によってはそのままで食べる人もいるでしょう。
食パンは、安いものは6枚切りで100円もしないものもあり、かなり食費を節約することができます。一方、ご飯というと、小さなおにぎりでも100円程度、炊いたご飯となるともう少し高い場合もあります。
食費を節約するには、ご飯はちょっと高いのです。また食パンだけでなく、パスタもお米よりも安くつきます。あくまでも安いパスタの話ですが。確かにパスタは、家で調理する必要がありますが、鍋に入れるだけで洗う必要がないので、手間は米を炊くより少ないといえます。
手間とコストの両面から考えると、ご飯はちょっと劣るということなんでしょうね。また、ご飯の場合は、おかずも必要ですが、パスタならミートスースをかけるだけということもできますからね。
若い人のコメ離れ、今後はその若者が結婚し、子供を持つわけです。子供は親の影響や家庭の食事の影響を強く持ちます。そのため、日本人のコメ離れは、今後はもっと進むとということも考えられますね。