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文化庁の機能の大半が京都に移転 省庁移転 徳島は反対が多かったけど京都なら?

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政府が地方創生の一環として検討する中央省庁の地方移転に関する基本方針案の概要が明らかになっています。

 

多くの自治体が誘致を進めてきました省庁の移転。一極集中は災害などの場合に機能が麻痺してしまうリスクがあるので是正の必要が指摘されていました。

 

今回明らかになったのが、文化庁の京都への移転。以前は省庁機能の一部のみの検討かという報道もありましたが、今回の概要では文化庁の機能の大半を京都に移転するというもの。

 

省庁移転といえば、京都に先立って消費者庁の徳島移転も話題になりました。徳島は消費者行政で先進的な取り組みを行っていたため徳島への移転の理由だったのですが、交通の不便さなどからかなりの批判がありました。

 

では今回の文化庁の京都への移転はどうなのでしょうか? みんなの感想などいろいろ調べてみました。

 

 

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文化庁の京都移転は一極集中の是正のフリだけかも

 

文化庁の京都の移転は、以前は機能の一部移転のみが有力でした。しかし、国会や国際機関への対応など一部の機能をのぞき本庁を移転する方針を政府を固めたようです。

 

この結果だけを見ると、「政府はやるな」、「改革に真摯に取り組んでいる」なんて思うかもしれません。確かにこの結果だけを見るとね。でも、こんな思惑が隠れていそうです。

 

「省庁移転はしたいけど官僚の抵抗がすごいし、消費者庁なんて首都圏民もなぜか反発している」

 

「でも改革はやったことにしないと国民からの反発もある」

 

「そうだ京都の文化庁なら国民は納得する。これだけで改革したという印象を持つでしょう」

 

「じゃ京都以外はいいか。国民が改革をした印象になってくれれば」

 

 

事実大阪府が希望する中小企業庁や、北海道と兵庫県が求める観光庁などは移転せず、地方部局の機能強化にとどめるようになったようだ。

 

まあ、改革するならもっとドラスティックにやったほうが良いと思いますが。日本はすっかり「変わらない」・「変われない」国になってしまったね。

 

おとなりの韓国でさえ、すいぶん前に省庁移転はもっと大胆にしている。日本のほうが災害問題もあるし、国土もずっと広く歴史的にも、もっと移転の必要性が高そうなんですがね。

 

www.nikkei.com

 

ちなみに徳島への消費者庁移転については、3月に板東久美子長官らが1週間程度、徳島県神山町で執務するなどして試験的な移転を段階的に実施する予定。その上で最終的に8月末までに移転の可否を決定する様子。

 

消費者庁の徳島への移転は、なんとなくあやしい状況ですね。試験的な移転の結果、非効率なんていう結論でウヤムヤにしそうですね。移転したとしても、一部の移転だけなんて結論が待ってそうです。

 

 

京都の文化庁の移転候補地は?

 

文化庁移転の受け皿となる京都ですが、あまり中心部には新たな余剰地はなさそうです。この点新たな施設ではなく、既存にある施設での移転を検討されているようです。

 

候補に上がるのは、

 

京都御苑の近くで、

 

 

京都駅の近くで

  • 小学校跡地
  • 崇仁地域
  • 旧堀川警察署
  • 府中小企業会館

 

京都は文化財が特別多いので、文化庁の移転には最適化もしれません。また国民の評判も良さそう。しかしそのために改革がこれだけに終わってしまうなんて事態は、「改革のフリだけ」という感じが拒めません。

 

 

京都への文化庁移転 みんなの感想は?

 

京都への文化庁の移転についてネット民はどのような感想を持っているのでしょうか?ツイッター上での感想を集めてみました。

 

 

これで改革が終わりとならなければ、一極集中時代終わりの始まりといえそうですね。

 

 

災害だけでなく安全保障上も重要ですね。最近国際情勢を見ると危ういですからね。

平和ボケでちょっと麻痺しているのかもしれませんね。

 

 

国会議員の方の意見なのですが、でも省庁移転したら官僚も京都を堪能できますね。もう高い金払って京都旅行のためのホテルを取ることもなくなるし。

 

いろいろ賛否両論はある省庁移転ですが、やっぱり一極集中のメリットよりも、デメリットのほうが最近は目立ってきましたね。特にIT時代の現在ですとメリット面は少なそうです。

 

省ではなくまだ文化庁だけですからね。このぐらいはサクッとできなければ、今後の抵抗は凄そうですね。