ひじきの鉄分は実は少なかった!? でもひじきは健康のために食べるべき?
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文部科学省は、メニュー作りに広く使われる「日本食品標準成分表」を7訂版に改訂しました。今回は15年ぶりの大幅な改訂で多くの変更点があります。
中でも衝撃的なのが、干しひじきに含まれる鉄分が実は少なかったというニュース。
女性で貧血気味の人で、鉄分をたくさん摂るためにひじきを好んで食べていた人にはなんとも言えない衝撃でしょう。
今回は、このびっくりするようなニュースについての詳細と、今までひじきを主に貧血対策として食べていたというような人に対して、それでもひじきは健康のために食べるべきかどうかについていろいろ調べてみました。
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ひじきが実は鉄分が少なかったびっくりする理由とは?
ひじきには実は鉄分が少なかったというニュースですが、日頃鉄分の不足に悩んでいた私にとって衝撃でしたが、理由を聞くとさらに激震が走りました。
ひじきが鉄分が多いと思われていたのは、かつては鉄製の釜で蒸し煮にしていたため鉄分が多かったというのがその主な理由。
干しひじき100グラム当たり鉄分が58.2ミリグラムとされていましたが、これは鉄釜製品で蒸し煮していた場合で、現在のステンレス釜で煮た場合は、なんと100グラム当たりの鉄分が6.2ミリグラムに。
約10分の1の値しかありません。貧血を改善するのに、どんだけひじき食べなアカンの?という感じですね。
干しひじきにまったく鉄分が含まれていないわけではないですが、その含まれる量があまりにも違うので、「今まで信じていた食べていたのに」ってちょっとへこみますよね。
干しひじきを自分で作るのではなく、スーパーの惣菜で買うといっても、スーパーの調理器具もおそらくステンレスだろうしね...。
ひじきは健康のために食べるべきか?
ひじきの鉄分の量には驚きですが、ひじきは貧血の対策にはちょっと難しいかもしれません。ではひじきはそんなに食べる必要がないのでしょうか?それとも他の栄養素がたっぷりで健康のために食べるべきなのでしょうか?
特にひじきが好きな貧血気味の人にとっては気になるところですよね~。
ひじきには鉄分だけでなく、亜鉛、カルシウム、マグネシウム、ビタミンB1、ビタミンB2、食物繊維、葉酸を多く含まれています。
ミネラルやビタミン、食物繊維、葉酸と多くの健康に良い栄養素が含まれていますね。
ビタミンB1は炭水化物をエネルギーに変えるビタミンといわれています。米が主食の日本人にとっては、とても重要なビタミンですよね!
ビタミンB2は不足すると、口内炎や口角炎などができやすくります。また肌荒れや髪の毛が痛んだりなど女性にとっては不足するととても気になることが多いです。
カルシウムはマグネシウムとともに丈夫な骨や歯を作るために必要で、子供のころはカルシウムを摂るために牛乳をたくさん飲むようにいわれた人も多いですよね。
亜鉛も実は、骨の発育などに欠かすことのできないもので、たんぱく質の合成に関する必須ミネラルでもあります。
食物繊維は、毎日のお通じを良くしてくれる手助けをしてくれます。デトックスにとってはとても大事な栄養素です。
葉酸は葉酸は水溶性ビタミンでビタミンB群の一種。で、増血ビタミンとも言われるほど血液に重要な役割を果たしています。妊娠を計画している人や妊婦さんにとっては大事な栄養素で摂取をすすめられるものですね。
確かにひじきの鉄分が少なかったことは、貧血を気にする人にとっては痛いです。しかし説明したようにひじきは他の栄養素がたっぷり。だからぜひ今後も日々の食生活に取り入れてほしいですね。