高齢ドライバーの免許証返納の是非は? 多くの運転手にハードルを設けるべき
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高齢ドライバーの交通事故が相次ぎ、高齢者の運転手の免許証は返納・没収すべきという声が大きくなっています。
高齢者の事故が増えているのは確かですが、特にテレビはそれらの事故をことさら大きく取り上げますから。
いつものパターンですが(・.・;)
確かに高齢者の運転が危険なのは確かなのですが、街中見渡せば高齢者だけが危険ではなそうなのですが。
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高齢者のドライバー自体が増えている
高齢者が引き起こす悲惨な事故や、ちょっと普通では考えられないような事故があるのは事実です。
高齢になるとどうしても運動神経や動体視力が劣ってきますから、運転をする上での能力が劣るともいえるからです。
ただ、高齢者の身体能力も人によって様々で、人によっては若い世代よりより高い能力を持っている人もいるでしょう。
現在高齢者の運転する事故がクローズアップされていますが、実際に事故が増えているのは事実です。
ただ、その事故が増えている大きな要因のひとつに単に高齢者の運転手が増えているからといえなくもない状況があります。
こちらの記事によると、この10年で全体の事故件数が減少傾向にある中、75歳以上が占める割合は7・4%から12・8%に上昇しているという現象があります。
ただ、2005年12月末の75歳以上の運転免許保有者数が236万5533人だったのに対し、 15年には477万9968人とほぼ倍増している事実も見逃せません。
単純に高齢者の割合が増えているからといえなくもないわけです。
事故が減っているというのは、若い無謀なドライバーが少なくなったとか、車の性能が良くなったなどの要因もあるかもしれません。
アクセルとブレーキの踏み間違いは高齢者だけが目立つが…
高齢ドライバーの事故で目立つのがアクセルとブレーキのペダルの踏み間違い。
ニュースでも頻繁に目にするので、「またか!」と思った人も多いでしょう。
ペダルの踏み間違いによる事故は高齢ドライバーが多いのですが、ちょっと驚きの数値もあります。
平成20年男女別・年齢別 ペダル踏み間違え事故件数
出典 交通事故総合分析センター
男性は70歳以上のドライバーが特に目立ちますが、次に多いのが18歳~29歳の年齢層。
数字上はけっこう拮抗していますね。若年層は運動神経もあるでしょうし、まさか認知症ということもないでしょうしね。
その他、高速道路の逆走なんかも高齢ドライバーが目立ちますが、統計は確認できませんでしたがもしかしてちょっと意外な結果が見られるかもしれません。
頻繁に目にするスマホや携帯電話のながら運転
高齢ドライバーの運転も怖いのですが、同じように怖いのがスマホや携帯をかけながら運転する人がやたらと多いことです。
ちょっとの不注意が大きな事故につながりかねないだけに、歩きスマホと同じようにやめて欲しい行動です。
マスコミはなぜかあまり批判をしませんが(・.・;)
高齢者の不注意と同じように恐ろしい状況です。
日本は歩行者が車にきをつける社会
欧米先進国などでは、車の歩行者優先は日本より徹底されています。
日本は表向きは歩行者優先ですが、実際は車優先のような社会で、人が車がどのように動くかをすごく気にしていなければ、痛い目にあいそうな社会ですから。
この点は、運転手による差異や地域差がとてもありますが^^;
高齢ドライバー免許証返納より一律に関所を設けるべき
日本では一度免許を取れば、運良く事故にあっていなかったり、違反をしていても警察に見つかってなければ、誰でも受かるような試験だけで免許の更新ができてしまいます。
高齢ドライバーが危ない運転をする人が目立つのは確かですが、高齢ドライバーだけの免許を没収すれば事故が撲滅されるというわけではないですから。
一律にというのであれば、いっそうのこと全ドライバーに対して運転技術試験などを設けてみてはいかがでしょうかね?
それだけの手間がかけられないというのであれば、シュミレータでも使ってやるのも良いかもしれません。