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パナマ文書によって円高になるって本当? 世界経済悪化の可能性

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世界の指導者たちを恐怖に陥れているパナマ文書。その公開によって、辞職に追い込まれるような事態が続々なんてこともあるかもしれません。

 

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パナマ文書の流出によって、気になるのは為替相場や世界経済。世界的なスキャンダルだけに、為替や世界経済に大きな影響を及ぼす可能性があります。

 

近年はテロなどによる不安や中国経済の減速などによって世界経済が思わしくありません。低空飛行の世界経済にさらに拍車をかけるかもしれないのが、パナマ文書の流出です。

 

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パナマ文書によってアイスランドの首相が辞任へ

 

パナマ文書には、世界の多くの現役の指導者の名前があります。その中のひとりであるアイスランドのグンロイグソン首相。妻がバージン諸島に会社を保有していたことによって辞任を表明する事態が起こっています。

 

今回のパナマ文書の流出によって、小国アイスランドの首相の辞任程度で済めば良いのですが、たくさんの指導者が関連している可能性があり、今後事態がより深刻になるかどうかは気になるところです。

 

ロシアのプーチン大統領の側近や、中国最高指導者である習近平首席の家族の名前が挙がっているのが、特に心配です。また、今後はパナマ文書がもっと公開されることになりますが、さらなる大物の名前が挙がってくる可能性もありますからね。

 

 

パナマ文書の世界経済への影響

 

パナマ文書による世界経済への影響が懸念されています。ただでさえ、冴えない世界経済、テロや資源安などで逆風が吹いています。日本や欧州のマイナス金利などによって対策を講じてみるものの明るい兆しは、まだ見えてきません。

 

そんな暗い状況に追い打ちをかけるようなパナマ文書の流出。アイスランドの首相のように辞職に追い込まれるような事態が、世界で相次ぐようなことがあれば、さらに世界経済が冷え込む可能性があります。

 

また、現在の世界経済は、アメリカにつづいて中国の経済状況が非常にキーポイントになります。中国経済の減速は世界経済悪化の要因になるのです。

 

現在でも中国経済は、一時期の勢いにかげりがみられ、上海株式市場で株価が大暴落する事態が起こっています。そんな最中に、中国の最高指導者である習近平首席の疑惑が取り沙汰される可能性があります。

 

今後、そのようなことがあれば、再び上海株式市場の暴落がある可能性があります。また、上海市場の暴落が影響して、世界同時株安なんてシナリオもあるかもしれません。

 

 

安全資産といわれる円に資金が流入

 

円は比較的安全試算であるといわれています。そのため、世界経済の急激な悪化などによって、円が買われ円高へ進むという歴史があります。リーマン・ショックの際も、急激に円高が進みましたからね。

 

現在でも、日銀が為替介入をしたり、マイナス金利を導入することによってなんとか円高を食い止めるような状況にあります。輸出企業が多い日本で円安に誘導し、経済を下支えしたいからです。

 

しかし、資金が急激に円に流れトレンドができると、為替相場は一気に円高へ動く可能性があります。世界経済の悪化も心配ですが、それ以上に円高による不況が日本で現れないかも心配です。

 

最近は、輸出だけでなく円安による訪日外国人旅行者の増大もあります。円高になると、日本へ訪れる外国人も減る可能性も有りますので、日本に悪い影響が増えそうです。